【本が嫌いなあなたに贈る】読書のメリットと本が好きになるコツ
2020年のノーベル文学賞は米国女性詩人のルイーズ・グリュック氏が受賞し、残念ながら今年も村上春樹氏の受賞はなりませんでした。
さて皆様、本を読むのは好きですか?
ちなみに私は、1日に1冊以上のペースでジャンル問わず何かしらの本を読む、無類の本好きです。
日本では、通勤電車に乗っていると、9割以上の大人がスマホをいじっていて、本を読んでいる人は1割にも満たないように感じます。
とある調査では、日本人の読書量は世界で韓国に次ぐワースト2位だとか。(1位はインド)
そんな、本を読まない、本を読むのが苦手なあなたに、本を読むメリットと、本が好きになるコツをご紹介します。
<本を読む3つのメリット>
①知識が増える
②語彙力、文章力が鍛えられる
③様々な疑似体験ができる
①知識が増える
もっとも代表的なメリットがコチラ。
本を読むことで作者の経験や知識、研究成果などを手軽に習得することができます。
②語彙力、文章力が鍛えられる
本を読むことで、文脈の中での表現を学ぶことができるため、より実践的な語彙力、文章力UPが期待できます。
ビジネス文書を見ても、普段本を読む人と読まない人の文章力の差は歴然です。
③様々な疑似体験ができる
本を読むことで、ごく短時間で様々な疑似体験ができます。
作者の一生涯を数時間で体験できるなんて、凄くないですか?!
本を読むメリットは分かった!
でも、本を読むのは苦手なんだ、挫折してしまうんだ!というあなたはこちらをご覧ください。
<本が好きになる、読書のコツ>
①好きなジャンル、おもしろそうな本を読む
②書店に行ってみる
③周りの人にあらすじ、感想を話す
①好きなジャンル、おもしろそうな本を読む
読書が苦手な方の多くが、自分の好きでない本を読んで(読まされて)本を嫌いになっています。
まずは、自分の好きなジャンル、おもしろそうな本を読むことから始めましょう。
②書店に行ってみる
そして、おもしろそうな本を探すために書店に行ってみましょう。
(駅ビルなどに入っている、ある程度大型の書店がおすすめです)
最近の書店では、人気があったり、店員さんがおすすめしたりしている本が、POPつきでおしゃれにレイアウトされています。
その中から、気になる1冊を選んでみましょう。
時には、ジャケット買いもおすすめです。
③周りの人にあらすじ、感想を話す
読んだ本の内容や感想を友人や家族に話してみましょう。
本という閉じられた世界が、周囲の人に共有することで、あなたにとってより身近なものになります。
また、周囲のひとに本のあらすじを話すことは、知識の整理・定着にも繋がります。
(くれぐれもネタバレには注意!)
長々と書いてきましたが、この文章を読んで、少しでも本を読んでみようかな、と思う方が増えてくれたらうれしいです。
【上司・管理職必見】やる気のない部下との接し方
仕事に対して「やる気がない部下」。どこのチームにも必ず1人はいますよね。
私もつい先日、「やる気がない部下」と面談しましたが、面談中に目は合わないし、受け答えも即興で適当。厳しく叱責したい気持ちが沸きましたが、グッと堪えて対応しました。
そんな、部下を持つ方なら誰もが直面する、「やる気がない部下」への接し方ですが、どうするのが効果的なんでしょうか?
ここでは大前提となる心構え2つと、対処法3つについてをご紹介します。
<大前提>
1.「やる気がない」とは相対的であって、絶対的ではない。
2.人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
1.「やる気がない」とは相対的であって、絶対的ではない。
「やる気がない」とはどういった状態でしょうか?
おそらく「現在の環境下」において、「周囲のメンバーと比較」すると、仕事に対する意欲・意識が低い、ということかと思います。
つまり、絶対的に「やる気がない」わけでなく、相対的に「やる気がない」のです。
このことを忘れてしまうと、「やる気がない」メンバーそのものが悪と映り、つい厳しすぎる指導をする原因となってしまいます。
2.人は変えられない。変えられるのは自分だけ。
当たり前ですよね。人を変えられるなら誰も苦労しません。
下記の対処法を実行するのはあなたですが、「やる気のない」部下がやる気を出すのは、その部下自身にしかできません。
さて、ここからは具体的な対処法です。
(代表的かつ効果的な3つに絞っています)
<対処法>
1.仕事の意味、価値を伝える
2.否定しない
3.小さなゴールを設定して、達成感を味合わせる。
1.仕事の意味、価値を伝える
仕事の手順や納期だけ伝えていませんか?
「やる気のない部下」は、自分で仕事の意味や価値を見出せていないことがほとんどです。
「どのように」やるのかの前に、「なぜ」やるのかをキチンと説明しましょう。
2.否定しない
「やる気のない部下」なので、否定したいこと、たくさんありますよね?
言ってることのレベルが低い(そもそも何言っているかよく分からない)から否定したくなりますよね?
こういった場面に遭遇したら、深呼吸。
否定しても、さらに部下のやる気をそぐだけです。
(あなただって、さらに上の上司に否定されたらやる気なくなりますよね
まずは、「いいね!」、「いいじゃん!」と相槌のように肯定してあげましょう。
(あくまで相槌なので、実際に行動するかは別問題として。)
3.小さなゴールを設定して、達成感を感じさせる。
「やる気のない部下」は仕事のレベルが低いので、達成感を感じたことが他のメンバーに比べて圧倒的に少ない傾向にあります。
そして達成感を感じた経験が少ないから、さらにやる気がなくなる、という負のループに陥っているのです。
いきなり他のメンバーと同様の目標を達成するのが難しければ、マイルストーンとなるような小さな目標を設定してあげて、小さな達成感を感じてもらうことから初めていきましょう。
と、ここまで書いてきましたが、1番重要な考え方はやはり「人は変えられない。変えられるのは自分だけ。」ということ。
もともと「やる気のない部下」なので、ダメでもともとくらいの気持ちで、熱くなりすぎず接していくのが1番のポイントかもしれません。
【ビジネス】なぜ転勤はなくならないのか?
「転勤は必要か?」
コロナ禍でリモートワークが普及するにつれて、以前からあったこの議論は過熱しているように感じる。
そもそも転勤(ここでは転居を伴う人事異動を指す)は世界で見ても、日本特有のもので、海外では社命での転勤は基本的に存在しない。
それでは日本では、社員1回の転勤につき平均100万円のコストがかかり、また退職理由の上位にランクインするこの悪習はなぜなくならないのだろうか?
それには3つの理由がある。
①終身雇用を維持するため
②組織活性のため
③不正防止のため
①終身雇用を維持するため
日本で転勤がなくならない最大の理由は、終身雇用制度を維持するためである。
ほかの2つがおまけになってしまうくらい、この理由は大きい。
たとえば、東京で人員が余剰で、仙台で人員が不足している場合、終身雇用制度がなければ、東京で人員削減をして、仙台で新規採用をかければ良い。
しかし日本では終身雇用制度の考えが根強く、「東京で人員削減」することが容易ではない。
その解決策として、転勤による人員の過不足バランスの調整が行われているのだ。
転勤はサラリーマンにとって嫌な・つらい制度である反面、実は雇用を守っている側面もあるのだ。
②組織活性のため
日本で転勤がなくならない2つ目の理由は、組織活性のためだ。
日本の大企業の約半数は東京に本社を構えている。
なので、採用(俗にいう総合職の採用)もほぼ東京で行われている。
そのため、現地採用されたメンバーはゼネラリストが少なく、総合職を転勤させることで、広い視野を持った人間・本部とのパイプを持った人間・チームを引っ張る人間を配置する必要があるのだ。
(これは偏見とかでなく、現地採用メンバーは地方での職務に限定した育成しかされていないため、こういった事象に陥りやすい)
実際、私も地方転勤を2度経験しているが、優秀で、仕事に対するモチベーションが高い現地採用のメンバーでも、その思考は会社全体の思考と驚くほどかけ離れていることが多い。
③不正防止のため
日本で転勤がなくならない最後の理由は、不正防止のためだ。
仕事において、同一部署の期間が長くなると、熟練度が増し、仕事のレベルが上がってくる。
その反面、仕事の手順を完璧に把握してくると、仕組みの抜け穴をついた、様々な不正をすることもできてしまう。
この不正を未然に防ぐために、転勤が使われているのだ。
特に大きな金銭を扱う金融業においては、この不正防止という観点から定期的な転勤を実施しているケースが多い。
そして、転勤決定後に不正を隠蔽されないため、転勤の辞令は直前にしか教えてもらえない。
(実際、私も東京から名古屋、名古屋から仙台への辞令を教えられたのは、どちらも前日。そして、1週間後には新天地に着任というデススケジュール・・・。)
以上、3点が日本で転勤がなくならない主な理由である。
と、ここまで転勤がなくならない理由を挙げてきたが、サラリーマンの目線だと、子どもができるまではともかく、子どもができてからは、本人の意向もくみ取ってもらえるとありがたいものです。
【ビジネス】小さな成功体験の積み重ね
ビジネスシーンにおいて「小さな成功体験の積み重ねが重要」ということをよく耳にします。
この意見には非常には私も賛成で、それでは
①なぜ小さな成功体験の積み重ねが重要なのか?
②具体的に小さな成功体験とは?
③マネジメント層がメンバーに小さな成功体験を積ませるには?
について、私なりの考えを書いていきます。
①なぜ小さな成功体験の積み重ねが重要なのか?
それは、誰もがいきなり100m走で10秒を切ることはできないからです。
(何言ってんだコイツと思われた方、スイマセン。。)
これは100m走で9秒58の世界記録を持つウサイン・ボルト選手も同様で、彼も100m走において13秒の壁を切り、12秒の壁を切り、と段階を追うことで自信と実力をつけて、世界記録を出すまでに至りました。
誰もが少しずつ階段を登っていくしかないのです。
②具体的に小さな成功体験とは?
では、具体的に小さな成功体験とは何なのか?これは各自によりますが、最初は本当に小さくな目標でOKです。
生活習慣であれば、早寝早起きをするとか、月に1冊本を読むなど。ビジネスであれば、クライアントにアポ取りの電話をかける、お客様にもっとも簡単な商品のお声かけをしてみるとか。
ここで重要なのは、心理的ハードルが高すぎる目標を設定しないこと。
目的が成功体験の積み上げなのに、挫折してしまっては本末転倒です。
あなたも今日から1歩ずつの成功体験を積み上げていきましょう!
③マネジメント層がメンバーに小さな成功体験を積ませるには?
最後のテーマはご自身ではなく、マネジメント層がチームメンバーに成功体験を積ませる秘訣です。
近年、自己肯定感や成長願望が低いメンバーが多く、成功体験を積んでもらうのは、自分が成功体験を積むよりもはるかに難しいです。
では、そんな彼ら・彼女らに成功体験を積んでもらうにはどうしたら良いでしょうか?
それは、設定する目標のマイルストーンを明確にしてあげることです。
マイルストーンとは「経過点」、「中間目標地点」みたいな意味で捉えてください。
なぜ目標を設定するだけでなく、マイルストーンも明確にする必要があるのか?
それは、大人の他者に対して設定する目標は、あまりにも簡単な目標にはできないからです。
例えば、あなたが新入社員の時に上司から早寝早起きができて偉いねぇ、と褒められたらどうでしょう?
「バカにしてるのか?」と思いませんか?私なら思います。
ということで、メンバーに設定する目標はある程度の難易度に設定する必要があり、ココが②で書いた「最初は小さな目標設定で」と矛盾してしまうのです。
ここで登場するのがマイルストーンです。
目標自体はある程度の難易度に設定するのですが、マイルストーンを明確にしてあげて、都度FBすることで、自信をつけてもらうのです。
「失敗続き」という言葉があるように、「失敗」も「成功」も連続します。
自分も、メンバーも「成功」続きになるように、今日から小さな成功体験を積み上げていきましょう!
【ビジネス】始業前の朝礼は必要か?
昨今、「始業前の朝礼は時代遅れ!」のような意見を聞くことが多くなった。
果たして、本当にそうでしょうか?
朝礼をやるべきかどうかは、業種やチーム形態、メンバーの勤務時間(一律orシフト制)等、様々な条件によってくると思います。
では、あなたのチームは朝礼を実施するべきか?と悩んだら、以下の3つの基準を満たすかどうかを見てみましょう。
①チームでやる仕事かどうか
②メンバーが自立しているかどうか
③接客業かどうか
①~③の条件を1つでも満たすなら、朝礼は実施したほうが良いと思います。
(私も下記条件を満たすかどうかで、朝礼を実施しているチームとしていないチームに分けている)
①チームでやる仕事かどうか
チームプレイで行う仕事の場合、メールやslackだけでなく、顔を突き合わせて詳細な打ち合わせをした方が伝わりやすいです。
また、始業前にコミュニケーションをとることで、業務中のこまかな連携もスムーズに取ることができます。
②メンバーが自立しているかどうか
メンバーが自立できていない場合は、朝礼を実施すべきです。(自立できていないのが一部メンバーでも)
自立できていないメンバーは、その日1日何を目標に、何を、いつ、どのようにすべきか、イメージを持てていないことが多いので。(持てていたとしても、レベル感が他のメンバーと釣り合っていない)
自立できているメンバーにとって、この朝礼は無意味に感じるかもしれませんが、その日1日のチーム全体の仕事の質を考えると、朝礼を実施したほうが良いでしょう。
③接客業かどうか
接客業の場合、朝礼は実施すべきです。
それは接客業が「声」を出す仕事だから。
①、②で挙げた条件とは異質ですが、「声」が非常に重要な接客業において、朝礼はウォーミングアップの性質を持っているので、絶対に実施すべきです。
そして、接客業の朝礼の場合、「声」を出すことが目的なので、参加者全員が発言(発声)する機会をつくることも忘れずに!
なお朝礼の質、「良い朝礼」、「悪い朝礼」については別の記事で書こうと思いますが、朝礼を行う時間は長くなりすぎないようにくれぐれもご注意を。(長くても5分がおすすめです)